2016年10月16日日曜日

切れたクラッチワイヤー作成した

切れてしまったクラッチワイヤー

ごっそり交換してもいいのですが、アウターケーブルはまだ使えそうなので、インナーワイヤーを作成してみました。


クラッチワイヤーはレバー側とクラッチ側にそれぞれタイコがついています。
このタイコをなんとかするのがこの作業のハイライトになります。

作業は下のHPを参考に作りました。

ちなみに交換なら、下のネットショップで売っています。
また、ヤフオクなんかにも出ています。


実際に作成してみた

写真を全然撮っていません。


<用意した材料>
材料は手持ちの自転車用(ママチャリ)のブレーキケーブルです。
ステンレス製だったと思います。
レバー側のタイコがピッタリだったのでこれを使いました。
ブレーキ用なので強度は問題ないと判断しました。


<使用した工具>
ステンレス用はんだ
フラックス
はんだコテ
ケーブルカッター
     


①クラッチ側のタイコ取り外し

切れたワイヤーから、クラッチ側のタイコを取り外しました。
タイコの中にはんだが流し込んであるので、はんだコテで熱してワイヤーを引き抜きました。
タイコは再利用します。


②ケーブル長さ調節

元のワイヤーを参考にして、若干長めにカットしました。
切る工具ですが、ホーザンのケーブルカッターを使っています。
ワイヤーがばらけることなく切れるオススメ工具です。


③ワイヤーをアウターに通す

特筆するような作業ではないですが、今回ワイヤーにシャシグリスを塗って通しました。
ケーブルインジェクターを使ってスプレータイプのグリスを通すのが一般的なのでしょうか?
ベスパでは「ワイヤーにグリスを塗れ」が一般的なのかと思います。
これを真似ました。


④タイコ固定

ワイヤーの先をトンカチで叩いてほぐしました。冒頭の画像
フラックスを垂らして、はんだコテで温め、はんだを流し込みます。
なかなか温まらないので、一苦労しました。
ガスバーナーで炙る方法もあるみたいです。
バイスがあればやりやすい作業です。
最後はタイコからはみ出したワイヤーとはんだをニッパーやヤスリで整えて完成です。



タイコの固定に若干苦労はしますが、あとは単純な作業です。
一月ほど運用しましたが、今の所問題なしです。
今後も様子見です。

ただ、ブレーキワイヤーの自作は躊躇します。
切れると大変危険ですので…

切れたクラッチワイヤー

お日柄もよく、CS90で意気揚々とツーリングに出かけました。

が、途中クラッチワイヤーが切れました。
パッツンと切れた感触が忘れられません。
レバー側のタイコの付け根から切れしまいました。


予備のクラッチワイヤーを持っているわけでもなく、やむなく途中で引き返し、自走で帰宅しました。



ということで、クラッチ無しで自走する方法を書いてみます。

まずゼロ発進ですが、押しがけの要領で発進しました。
ニュートラルのままバイクを押して飛び乗り、ローに入れるとなんとかなりました。

あとは回転を合わせてギアを上げます。

止まる時、このバイクはロータリー式のシフトチェンジなので、トップからいきなりニュートラルに入れることができます。
さすがベンリィです。

リターン式の場合はシフトダウンはどうするのでしょうか。
そっとやるしかないんだと思いますが…



バイクは十数年乗っていますが、ケーブルが切れたのは初めてです。
実はパンクもしたことないです。
さすがに焦りました。

このバイク、当時物の部品が多く、ケーブルもそのうちの一つでした。
さすがに50年経つと怪しい箇所が出てくるので、点検が必要ですね。


次回はクラッチワイヤー交換です。

2016年10月1日土曜日

SCOMADIについて

先日ツイッターでミッキー・カーチスさんのこんなツイートを発見。
現在はタイ国で暮らしているようです。

乗っておられるスクーターはSCOMADI(スコマディ?)とのこと。
以前から、ネットにちらほら出ていたので気にはなっていました。
いい機会なので、調べてみました。




その前にLAMBLETTA!

SCOMADIですが、ベースのデザインはLAMBRETTAです。

LAMBRETTA(ランブレッタ)はイタリアのスクーターです。
当時、VESPAのライバルだったようです。
映画「さらば青春の光」で主人公のジミーが乗っていました。
作中にはVESPAもかなり出てくるので、双方とも売れていたんではないでしょうか。
LAMBLETTAはパイプフレームに鉄のボディーパネルがついています。
エンジン・ミッションケースがスイングアームを兼ねています。
今のスクーターと同じで、なかなか現代的な構成です。
(べスパはモノコックボディーです)
メカニカルディスクブレーキをつけてみたモデルもあったようです。

そんなLAMBRETTAですが、1971年に生産中止になりました。(その後インドで生産)
最終モデルはGPとかDLと呼ばれているスクーターです。
GP/DLがどう違うのかよくわかりません。
これです。
カシラプロダクトさんで新車のようにしたものを販売しているようです。
http://motora-jp.chicappa.jp/lambretta/#01





で、SCOMADIって

SCOMADIはイギリスの会社です。
HP⇨http://www.scomadi.co.uk

どうもPM tuningの人が一緒に会社を経営しているようです。
PM tuningはスクーターのチューニングパーツを作っているイギリスの会社です。
youtubeに動画がありました。
LAMBLETTAにカーボンボディーをつけたレーサーみたいです。



SCOMADIスクーターの詳細

肝心のSCOMADIスクーターですが、
・4ST単気筒エンジン
・CVTトランスミッション(AT)
・前後ディスクブレーキ
・ABS樹脂ボディーパネル
・12インチチューブレスタイヤ
といった現代的な構成。

リアもディスクブレーキなのがすごいです。
また、ボトムリンク式の前サスはアンチダイブ機能が付いている模様です
以上HPから。

値段はPM tuningのウェブショップで調べてみました。(イギリス価格)
125ccのモデルで約27万円。(多分税抜き価格になっているはず)
現在ホンダPCX125が約32万円なので、コスパは良さそう。

ちなみに生産拠点は中国とタイに工場があるようです。


【英国】スクーターのスコマディ、タイ工場建設へ[車両](2016/01/21) https://t.co/FT5W1V4IqD
— motorcars.chief (@motorcars_jp) 2016年1月21日

※現在日本での取扱店は見つけられませんでした。