2016年9月5日月曜日

ポイント調整について(1)メカニズム

旧車で手がかかるのが点火時期、ポイントの調節です。
長く乗っていると接点が荒れたり、錆びたりで点火系トラブルの筆頭株主です。
また接点やポイントヒールが磨耗すると点火時期が狂います。

大きい海外製バイクの場合、フルトランジスタキットに改造するようですが、原付の場合キットはあまり見たことがありません。(ベスパくらいか)

大変面倒な部品ですが、エンジンの調子を左右する重要な部品です。
点検・整備しながら維持していけば特に問題はなく乗れます。
構造も簡単で、故障の際交換部品も安いと思います。
当時の持ち主も整備していたのでしょうから、思いを馳せながら整備していくのも旧車の醍醐味ではないでしょうか。
慣れてしまえば簡単だと思います。

ここではとりあえずポイントを用いた点火の構造について簡単に書いてみたいと思います。


点火の構造

youtubeに良さそうな動画がありました。英語ですが。
この動画はバッテリー点火です。CS90はこれです。
カブやCB50の場合は、マグネットー点火になります。
(発電機からの電気を直接点火に利用します。バッテリーが上がってもエンジン始動できます)
ポイントの作用はどちらも同じです。
ポイントが開いたときに電気の流れが止まり、イグニッションコイルから高圧電流が流れ、プラグから火が飛ぶ構造です。
コンデンサの作用もわかりやすいです。
尚、単気筒の場合、動画の終盤でぐるぐる回っているディストリビューターはありません。(二気筒エンジンも同時点火の場合は付いていません
僕も全てを理解しているわけではありませんが、どの部品がどのような役割を果たしているのかイメージは掴めると思います。



点検と調節

点検と調節は次のように行います。
・接点の接触面の点検、調節
・ポイントギャップ、点火時期の点検、調節 ⇨ CS90編、カブ編

今後は手持ちの車両を使ってポイントの点検、調節について書いてみたいと思います。

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