2018年3月4日日曜日

エンジン始動編

あけましておめでとうございます。
もう3月になってしまいましたが…

今回いよいよエンジン始動編です。


忘れていたよバッテリーの存在

重要部品であるバッテリーを忘れていました。
パーツリストには12V12AHとあります。
YB12A-A相当のものを用意した記憶があります。
たしか台湾製。
バッテリーバンドはついていませんでした。
純正部品が出たので手配しました。
部品番号:95012−16001
価格:¥264(2017/10/13現在)
個数:1




いよいよ始動

念のためプラグを抜いて数回空キックしてオイルをヘッドに送っておきました。
準備は整ったのでいざ始動です。


すんなりかかりました。
始動性は良好です。
オイルフィルターのネジを閉め忘れてオイルまみれになってしまいましたが…
ガチャガチャうるさいのは一気筒分のタペットクリアランスを忘れてしまっているためです。

多少のトラブルも有りましたが随分あっけなく復旧しました。
吹け上がりも問題なさそう。
とりあえず良かったぁと一安心です。

エンジンがかかると嬉しいし、テンションが上りますね。
バイク修理の醍醐味です。


次は公道復帰に向けて足回りを整備していきます。



2017年12月18日月曜日

エンジン始動準2

続き

タペット調節

タペット調節を行いました。
ポイントカバー(車両左側)とタコメーターカバー(車両右側)を外すと下図のようなものが見えます。
左右に2つ見えるナットがロックナットです。
こいつを緩めてロッカーアームシャフトをドライバーで回してタペットクリアランスを調節します。
ロッカーアームシャフトを偏芯させてタペットクリアランスを変える構造。
カブとはちょっと違いますね。
調節は圧縮上死点で。
プラグホールから見えるピストンの位置とロッカーアームの動きを観察すると圧縮上死点がわかります。
数値はインレット0.05mm、エキゾースト0.10mmです。
距離を走ると結構狂うようなのでそこそこの頻度で調節してやる必要があるようです。



注油

念のため、プラグホールからエンジンオイルを投入しました。
少量ですが。
またタペットカバーを外してエンジンオイルをかけておきました。




準備は整いました。
次回はエンジン始動です。



2017年12月12日火曜日

エンジン始動準備1

キャブ周辺部品を取り付けたのでいよいよエンジン始動準備です。


オイル交換とフィルターの清掃

まずはオイル交換から。
エンジン下のひときわでかいボルトがドレインボルトです。
下の写真がそれなのですが、裏返しで撮ってしまっています。
Oリングが入っていますね。
オイル交換のたびに交換するのはちょっともったいないので、滲んできたら交換することにしました。
今回はそのまま使います。
黒いオイルが出てきたのですが、異物や金属片は見られませんでしたので一安心。

オイルを抜いたらオイルフィルターも清掃してやりました。
車両右側の3本のネジを外します。
このネジは元々舐めかけていたので心配だったのですが、案の定舐めてしまいネジの頭を飛ばして外しました。


ネジを外したら上側と下側に隙間が設けてあるのでマイナスドライバーで慎重にこじ開けました。
あまり強引にこじると割れてしまうみたいなので慎重に。
上側
下側(ちょこっと隙間が写っています)

結構きつく入っていますが、抜けました。
中はこんな感じです。

蓋側はこんな感じ。
ガスケットは無くOリングが入っています。
今回は再使用です…
嵌合面が長いので外すとききついです。
別角度から。
蓋の側面の穴と中心の穴がつながっています。
ここをオイルが通るようです。

中にサークリップがあるので外します。
結構でっかいです。
先曲がりのラジオペンチで外しました。

外した構成部品
クリップでとまっていたのがオイルフィルターキャップのようです。
写真中央の十字のやつ。
こいつが回転してオイルを回して遠心力でゴミ等を除去するようです。

ここまで外すとフィルターローターが見えます。
この内壁にゴミが溜まるとのこと。

遠心分離式のフィルターなので、網などのフィルターはありません。
効果の程はどうなのでしょうか?
とりあえず掃除して再組立しました。
ちなみにオイルフィルターの清掃は6ヶ月おきにやれとサービスマニュアルにありました。



ポイントの点検

新しいオイルを入れる前にポイントを軽く点検しました。
エンジン右側のポイントカバーとダイナモローターカバーを外します。
ダイナモローターはオイルに浸かっているのでオイルを抜いた状態でやっときました。
オイルを入れたあとでもそんなにジャバジャバ抜けないけれども。
CS90と同じですね。

ポイントは180度クランクなので2個あります。(360度は1個)
とりあえず目視でポイントギャップとタイミングをなんとなく確認。
ほぼ狂っていなかったので、ポイント面だけサッとヤスリで撫でて終了です。
この辺の数値等はまた後日紹介したいです。


プラグ交換

プラグを交換しました。
元々ついていたプラグ
左右で熱価が違う…

当然新品を用意しました。
マニュアル通りのB7ESです。
プラグは急がない限り、モノタロウで買うのがおすすめです。
オートバイ用品店も揃えていないプラグの型番がありますので。
品揃えが違うねぇ。


オイル投入

オイルフィラーキャップに 10W-40 2L とあったので、その通り用意しました。

バルボリンのオイルです。
ホームセンター(ジュンテンドー)に売っていました。
約1Lあたり600円くらいでした。(なんだか安かった)
鉱物油です。
とりあえず大丈夫でしょう。



長くなったので、続きは次回。

2017年12月11日月曜日

サラリとキャブの取り付け編

用意した部品を取り付けるだけなのでサラリとご紹介。

まずはインシュレーターですが、取り付け前にガスケットのカスをマイナスドライバーで軽く落としておきました。
あんまり力入れてないです。
その後にオイルストーンを軽く当てました。なでました。
残りのガスケットのカスの除去と平面が出ているかの確認です。
オイルストーンは普通の砥石より硬いそうです。
オイルに浸して使えと説明書にあったのでエンジンオイルにしばらく浸しておいて使いました。
写真は撫でる前の図。(たしか…)



用意した部品をどんどん組み立てていきます。
楽しい作業です。
あんまり写真を取ってない…
燃料ホースを入れるのに苦労しましたが、グリスを薄く塗ることでなんとか行けました。

アクセルワイヤーは狭いところでの作業になるので面倒くさいです。
同調は目視かさわって感じろとサービスマニュアルに書いてあったのでその通りに。
4気筒なんかは負圧のメーターをつけてやっているようで、ちょっと憧れますね。
狭いの図



以上、組み立てました。特筆箇所何もなしです。

キャブの取り付け準備②

もう少しあるキャブ周辺部品をご紹介。


エアークリーナー

ブラケット、エアクリーナー、インシュレーターゴムが一体化しています。
乾式でフィルター部分は紙のような材質です。
元々付いていたものは結構汚れていました。
フィルターだけ交換したいものですが、そうもいかず、またインシュレーターゴムの劣化が激しく潰れている所もあるので交換です。

Before


After(仮組み)
やっぱり新品は気持ちがいいです。真っ白

エアークリーナー(L)
部品番号:17310−286−010
価格(単価):¥6566(2017/7/18現在)
個数:1(一台分)

エアークリーナー(R)
部品番号:17210−286−010
価格(単価):¥6566(2017/7/18現在)
個数:1(一台分)

高いねぇ〰
今後はどうしようか考え中です。
紙のとこだけ入れ替えられないかな


エアクリーナーコネクティングバンド

写真は後日…
エアークリーナーをキャブに取り付け締めるバンドです。
ホースバンドみたいなやつです。
一つ無かったので買いました。

部品番号:17255−286−000
価格(単価):¥225(2017/10/13現在)
個数:1(一台分は2個必要)



燃料ホース

元々付いていた燃料ホースはカチカチに硬化していたので交換です。
カチカチの図

パーツリストを見ると5x220とか書いているので、内径5mmのものを購入しました。
後ろの数字は長さだと思います。
5x220、5x240、5x320の3本が必要なようです。
キジマの燃料ホースにしてみました。
この商品は耐熱性に優れるようですが実は耐候性があるものだと勘違いしていたのです…
こっちのデイトナのホースが良かったかも
ちなみに耐ガソリン性と耐油性は別のようです。

ホースクリップも一緒に買いました。
キタコ製です。
キジマと間違って買ってしまった。



これで準備が整ったので取り付けへ。

2017年11月18日土曜日

キャブの取り付け準備①

オーバーホールしたキャブの取り付けにあたりキャブ周辺部品のご紹介です。
新品の部品を用意しました。

インシュレーター

キャブとエンジンの間に取り付ける部品です。
インマニと言ってもいいかもしれません。
ゴムがついているかどうかなのかな?

元々付いていたものはヒビが見られたので新品購入しました。

部品番号:16211−286−040
価格(単価):¥5098(2017/7/18現在)
個数:2(一台分)

結構高いですが、他の車種のインシュレーターもそこそこするです。
結構重要部品なので思い切って購入しました。

これは元々付いていたインシュレーター。
ゴムと金属部分との接合部にヒビが入っています。

ただ中はなんともありませんでした。
そのままつかってもよかったかも…

 ガスケット

ガスケットはシートから切り出しました。
モノタロウのガスケットシートです。
0.5mm厚のものを使用してみました。
朱肉を使って転写しカッターでの切り出しです。


取り付けボルト

元はM6x16のプラスネジです。
工具スペースの問題から六角レンチが使えるものにしてみました。
M6x15のものを見つけたのでこれで。
材質はクロモリです。
ステンレス製をよく見かけますが、あまりいい噂を聞かないので避けています。
ただ、このボルトは強度区分が10.9もあるので締めすぎると雌ねじがダメになる恐れがありますので注意が必要です。
色々探しましたが、六角穴付きのボルトは強度区分が比較的高いようです。




他にもあるので次回

エアークリーナーも新調したのですが、長くなったので次回紹介します。
こうしてみてみると結構金がかかってるなぁ…

2017年11月17日金曜日

キャブ清掃とオーバーホール

キャブの清掃

取り外したキャブを開けてみると緑の苔みたいなものがびっしり付いていました。
匂いもきついです。
合わせ面には液体ガスケットが付いていました。
とりあえず掃除です。
溶剤はKUREのクリーナーキャブを使いました。
ココナッツみたいな甘い匂いがします。
ホームセンターで買えます。

クリーナーを吹きかけて歯ブラシでゴシゴシこすります。
キャブをパカっと開けてキャブ側の方にジェット類が見えます。
これは引っ張ると抜けます。
ジェット類の穴も100円ショップで買った毛の長いブラシで貫通させました。
そこまで詰まった様子はありませんでした。



キャブの詳細

洗ったキャブをよく見てみると2Dの刻印がありました。
フロートは丸いタイプです。
フレーム番号的には角フロートなのですが。
前オーナーがキャブを交換したんでしょうか?
もしかしたら寄せ集めで組んだのかな?
詳細は不明です。



キャブオーバーホール

ガスケット

ガスケット類は他の人のブログやHPを参考にキットを購入してみました。
(初期型キャブにはフロート室のOリングが使えなさそうです)
部品番号:16010−344−305
価格:¥1555(2017/7/26現在)
個数:2(一台分)
フロート室のガスケット(Oリング)、ジェット類に付くOリングとメクラ栓が入っています。


メインジェットの組付けは元あった位置にギュッと押し込むだけですが、
何も塗らないと固くて入らないのでグリスをごくごく薄っすら塗りました。
スッと入ります。
用心のためシリコングリスにしましたが、耐ガソリン性はあると思われるので普通のシャシグリスでよかったかも。


フロート室のOリングもなんとか入れました。
Oリング大きすぎるのではないかと何度も思いましたが、無事収まりました。
ここもシリコングリスを少量つけて簡易接着剤代わりとしています。


フロート

フロートは凹みがありました。
また穴が空いているようで、振るとチャポチャポ音がします。
ガソリンが入っているようです。
部品が出たので交換します。
部品番号:16122−259−014
価格:¥1663(2017/7/26現在)
個数:2(一台分)

Before
After
また油面も調節しました。
油面は高さは…失念しました。
またの機会に紹介します。


ダイアフラム

ダイアフラムは無事でした。
ゴムが切れたり穴が空いてしまうと画像の円筒形のピストンバルブが上がらなくなってしまいます。
ちなみにウェビックで注文してみましたが部品が出ませんでした。
値段は出たような気がします。
だめになったら困ってしまう部品の一つです。





完成

キャブオーバーホールに¥7000程かかりました。
オーバーフロー等無きように祈ります。





参考にしたHP

全体的にこちらのホームページを参考にさせていただきました。
大変ありがたい情報です。