2016年9月6日火曜日

ポイント調節について(2)ポイントの点検と修正

ポイント単体での点検と修正について書いてみたいと思います。

ポイントの実物はこんな感じです。(C105用リプロ品です)


上の画像右下の接点を主に点検することになります。
ポイントヒールを指で押すと下の画像のように接点が開きます。
接点には電気が流れますので接触不良を起こさないよう点検が必要です。
エンジンの不調の原因になります。


点検と修正

接点のズレ

[点検方法と良否判断]
接点が閉じた状態での点検です。
車載状態で目視での点検になります。
側面から見て接点のズレや片あたりがないか確認します。

[修正方法]
修正できればいいのですが、調節のしようがないと思います。
交換するのが無難です。


接点の接触面

[点検方法と良否判断]
確認のためにポイントヒールを押し、接点を開き、接触面の状態を見ます。
車載状態なので、ライトを当ててマイナスドライバーなど細いものでヒールを押さなければならないので、なかなかやりにくく見づらいです。
接触面の正常な状態は、銀・灰色をしていて面が滑らかです。
汚れ、錆び、焼損による凸凹があれば修正です。

[修正方法]
接点を削り修正します。接点は硬く簡単に削れるものではありません。
軽微な修正の場合、接点にヤスリを挟んで削ります。
車載状態でできるので手間が要りません。
サービスマニュアルではポイントヤスリを使えとなっています。
以前は紙やすりを使っていました。数回折り返し使います。車載は紙やすりです。

ポイントヤスリの方が使いやすいくおすすめです。
紙やすりは擦ってる最中に折れ曲がります。

接点の凸凹が激しい場合、サービスマニュアルではオイルストーンを使えとなっています。
この場合はポイントを車体から取り出し、ポイントのCクリップを外し、分解します。
平面を維持したまま削らないと片あたりの原因になるので注意が必要です。

削った後はパーツクリーナーを染み込ませた布で、接点についた削りカスを掃除します。

※接点の凹凸ですが完全に平滑にするのは難しいです。
個人的には少々の凸凹には目をつむっています。
また新品のポイントは接点に錆止めのオイルを塗っている場合があるので、清掃が必要です。


最後に

修正しても数年でダメになる部品ではないと思います。
ただ予備のポイントを持っておいたほうが安心です。

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