2016年9月28日水曜日

Piaggio Ciaoについて

こんなのに乗っています

Piaggio Ciao
イタリア生まれのバイクです。
エンジンは2スト50ccです。
ヤフオクで購入しました。

このバイク、ペダルが付いています。
いわゆるモペッドってヤツです。
Motor + PedalでMopedとのこと。


機構

このバイク、機構が独特なので紹介したいと思います。

・ペダルが付いている
一番の特徴はこのペダルです。
ペダルをこいで人力だけで走らせることができます。
ただ、ギア比が軽すぎるので、自転車と同じようには走らせません。
ガス欠のときにはペダルをこいで…なんて考えていましたが、無理です。

このペダルは、始動時、発進、坂を上るときに使います。
始動を除けば、簡単に言うと「人力アシスト」です。
エンジンではキツイ時、ペダルをこいでアシストします。

ペダルとエンジンの関係ですが、こんな例えにしてみました↓
自転車で惰性で走っている時は、ペダルを止めておけます。
(リアのフリーハブがシャーって鳴っています)
加速したい時はペダルをこぎます。
その後は、ペダルを・止めたまま惰性で走ります。
この惰性で走っている状態を、エンジンで走っている時と置き換えるとわかると思います。(余計わかりにくいような…)

ちなみに車両右側が自転車と同じ機構になっています。
車両左側は原付スクーターと同じオートマ機構です。(変速はしませんが…)


・イグニッションキーが無い
イグニッションキーがありません。
常にエンジンがかかる状態です。
エンジンを切る時は、デコンプレバーで圧縮を抜いてエンストさせます。
ハンドルロックは付いています。
駐輪の時は心配ですが、エンジンの掛け方を知っている人はそういないので、大丈夫でしょう。


・ツェナーダイオード
バッテリーレスの6Vです。ちなみにCDIついてます。
レギュレーターの代わりに、ツェナーダイオードがついています。
ツェナーダイオードは一定電圧以上になると、余分な電圧をアースに流してしまうみたいです。


乗ってみて

・遅い、非力
45km/hしかでない。
キツイ坂は登れないかも。

マフラーで出力規制しているみたいなので、換えれば60km/hぐらいでるみたいです。

・燃費はいい
実燃費は計っていませんが、60km/lくらい走るみたいです。
ちなみにタンク容量は3Lしかありませんが、ガス欠の心配はそんなにないです。

・混合給油が面倒くさい
分離のオイルタンクなんてものはありません。
ガソリンを入れるたびに、2ストオイルを入れることになります。
オイルは2%混合です。
ちょっと面倒ですね。


可愛らしいバイクですが、少し面倒くさいのと非力なのが難点です。
坂がなければ、お買い物バイクには良さそうかな。


お値段と部品供給

新車はないので中古になります。
ヤフオク価格で1万〜5万くらいではないでしょうか。
オランダのモペッド トモスもこんな感じですね。
お手軽な値段だと思います。

部品ですが、欠品が出ているみたいです。
ツェナーダイオードなんかはありませんでした。
部品はみなさん宇賀神商会で買っているんではないでしょうか。
細かいパーツの販売もしてくれる良心的なお店です。

お手軽なイタ車です。
単純な機構なのでセカンドバイクやレストアにいいと思います。


以前は取り扱いや操作など詳細なHPがありましたが、なくなってしまったようです。
今後はその辺も書いてみたいと思います。

ブックマークのリンクが切れていただけでありました。
よかった〜
こちらです。

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